西国巡礼ワンショット(第9回)

西国巡礼ワンショットの第9回は、25番播州清水寺、26番一乗寺、27番圓教寺を巡ります。(本コーナーは12回シリーズで毎月展開。第1回目は1月17日、第2回目以降は毎月1日に配信しています)

播州清水寺の大講堂

播州清水寺の大講堂

【25番 播州清水寺】この寺の境内に「滾浄水(おかげの井戸)」がある。古くから常に清水が湧き続け、干ばつの夏にも涸れない。そうした清水の湧き出るところが幾つかあって、この寺の名の由来になった。中世の地方有力寺院の実態を記した古文書類が豊富に現存する。

様々な高さから拝観できる一乗寺の三重塔

様々な高さから拝観できる一乗寺の三重塔

【26番 一乗寺】巡礼者にとってこの寺の本堂はかつての巡礼を知る貴重な空間である。天井には、江戸時代に訪れた人々が貼っていった巡礼札が無数にある。かつては柱などにも打ち付けられていて、釘穴も無数に見られる。五叟はその本堂で、古き巡礼者たちと時空を超えた「対話」をしたのであった。

春には新緑、秋には紅葉に囲まれる圓教寺魔尼殿

春には新緑、秋には紅葉に囲まれる圓教寺魔尼殿

【27番 圓教寺】平安時代から有名な霊場である。巡礼や参拝で訪れる人のほとんどは、ロープウエイで境内まで昇る。人里とは一線を画したエリアに建つとともに、聖として尊崇を集めた性空上人の寺でもある。そこに、いつも神聖な空気の流れを感じるのだ。