西国巡礼ワンショット(第10回)

西国巡礼ワンショットの第10回は、28番成相寺、29番松尾寺、30番宝厳寺を巡ります。(本コーナーは12回シリーズで毎月展開。第1回目は1月17日、第2回目以降は毎月1日に配信しています)

成相寺の五重塔

【28番 成相寺】この寺の眼下には名称天橋立が望まれ、風景そのものが補陀洛浄土。平安時代の梁塵秘抄では名だたる霊験所の一つとして紹介された。室町時代までは鼓ケ岳(標高569m)の山頂付近に50余の堂塔があったとされる。

松尾寺の本堂

【29番 松尾寺】西国三十三所寺院の中で、本尊に馬頭観音を祀るのはこの寺が唯一である。山岳信仰と海洋信仰が融合し、霊験所となったのが草創だとされる。本堂は享保15年(1730)に再建されたもので、「二階屋根」をもつユニークな構造となっている。

観音堂と接する唐門

【30番 宝厳寺】琵琶湖の竹生島に建つ古刹。観音堂と接する唐門は安土桃山時代に豊臣家から寄進された秀吉の遺構で重要文化財。柱や長押は黒漆で覆われているが、その下に極彩色の文様が描かれていることが最近分かった。