西国巡礼ワンショット(最終回)

西国巡礼ワンショットの最終回は、番外の法起院、元慶寺、花山院菩提寺です。

【番外 法起院】伝説で、徳道上人が現世と地獄を往還したのは養老2年(718)春のことで、1300年前のことになる。いま人気の御朱印も、閻魔大王と徳道上人が交わしたそのときの「契約」に由来がある。法起院はその徳道上人が開き、祀られている。

【番外 元慶寺】元慶寺は、平安時代に七堂伽藍を備える定額寺だった。何よりよく知られるのは花山法皇が落飾した寺であったことだ。その後、一介の法師となった法皇は、熊野で修行を重ね、伝説では西国巡礼を再興したとされる。その生涯は実にドラマチックだ。

【番外 花山院菩提寺】花山法皇は出家後の晩年、花山院菩提寺に草庵を結び5年間を過ごしたとされる。麓には法皇を慕って都から移り住んだ11人の女官の墓が残っている。法皇が詠んだとされるこの寺の御詠歌は実に秀作で、詩想に描かれている風景は当時のまま如く美しい。

(リーズはこれにて終了です。1年間にわたりご愛読ありがとうございました)