西国巡礼ワンショット(第5回)

西国巡礼ワンショットの第5回は、13番石山寺、14番三井寺(園城寺)、15番今熊野観音寺を巡ります。(本コーナーは12回シリーズで毎月展開。第1回目は1月17日、第2回目以降は毎月1日に配信しています)

石山寺本堂の入り口付近

【13番 石山寺】観音巡礼では、さまざまな功徳を重ねられるが、その土地の美味に出会えるのもその一つではないだろうか。石山寺の門前には、地元料理の店があり、巡礼の疲れを癒やしながら舌鼓を打つことができる。旅で得た舌の記憶はなかなか薄れないものだ。

三井寺観音堂の境内から見た風景

【14番 三井寺(園城寺)】西国巡礼の大きな楽しみの一つは、美しい風景に出会えること。とくに、琵琶湖を背景にしたみごとな風景には何度も感動を覚える。札所を順打ちした場合に、その最初の体験の場となるのが園城寺。観音堂は高台にあり、目の前には大津市街と琵琶湖の雄大な景色がひろがる。

今熊野川に架かる鳥居橋

【15番 今熊野観音寺】今熊野観音寺は、後白河法皇と深いご縁があった。法皇は政治家としてばかりでなく、当時の歌謡曲とも言える今様の第一人者でもあって、梁塵秘抄を編纂し、その奥義を後世に残そうと情熱を燃やした。しかし、歌詞はともかく「曲調」の伝承までは叶わなかった。現代のことを知ったとすれば、うらやましく思うことだろう。