100日コラム
ごそうの100日巡礼<第60話 圓福寺>
札所にある食の功徳 巡礼では五感が研ぎ澄まされる。舌を通じて知る食の功徳もその一だ。圓福寺では「魔除け団子」が人気。観音さんの縁日には数量限定だが無料で配られる。 坂東27番 圓福寺=宗派:真言宗、本尊:十一面観世音菩薩 […]
ごそうの100日巡礼<第59話 清瀧寺>
巡礼を支える利他の志し 清瀧寺の札所としての法灯は地元の人々の利他の志しで守られてきた。その根源には、日本が誇るべき巡礼文化のひとつ「お接待」のこころも宿っている。 坂東26番 清瀧寺=宗派:真言宗豊山派、本尊:聖観世音 […]
ごそうの100日巡礼<第58話 大御堂>
神仏習合という日本の伝統文化 大御堂は筑波山の中腹にお堂を構える。本尊の千手観音さんは、かつての筑波山にあって、諸神を統合する神が、仏の姿に化現したものとして祀られてきた。 坂東25番 大御堂=宗派:真言宗豊山派、本尊: […]
ごそうの100日巡礼<第57話 楽法寺>
性を超越した観音さん 観音さんは性を超越しているとされるが、日本では母性を備えた仏さんとしても親しまれている。楽法寺の観音さんは安産子育ての功徳で広く信仰を集めている。 坂東24番 楽法寺=宗派:真言宗豊山派、本尊:延命 […]
ごそうの100日巡礼<第56話 正福寺>
法灯を守る 長い歴史の中で、寺院にも盛衰の波はあった。正福寺の地元では、明治に廃仏毀釈運動が盛んになり、この寺も大きな試練を抱えることになった。 坂東23番 正福寺=宗派:真言宗系単立寺院、本尊:十一面千手千眼観世音菩薩 […]
ごそうの100日巡礼<第55話 佐竹寺>
木製から紙製へ 佐竹寺の観音堂にはたくさんの納札の札が見られる。巡礼初期には木製で、金属製のものもあったが、江戸時代に入ると印刷した紙製へと変わっていった。 坂東22番 佐竹寺=宗派:真言宗豊山派、本尊:十一面観世音菩薩 […]
ごそうの100日巡礼<第54話 日輪寺>
山路に死せる覚悟 坂東札所の中で、最も難関とされるのが八溝山日輪寺。江戸時代には麓から遙拝するだけの巡礼者もいたほどで、現代でさえ険しい。 坂東21番 日輪寺=宗派:天台宗、本尊:十一面観世音菩薩、開祖:役行者、創立:天 […]
ごそうの100日巡礼<第53話 西明寺>
スピリチュアルケアの志 仏教が定着したころ、寺と医療は結合したものだった。西明寺で住職を務めた田中雅博師は、生涯を寺院におけるスピリチュアルケアの実践につくした。 坂東20番 西明寺=宗派:真言宗豊山派、本尊:十一面観世 […]
ごそうの100日巡礼<第52話 大谷寺>
岩に刻まれた観音さん アジア仏教圏の中で日本国内には石仏が少ないという。大谷寺の観音さんは岩に刻まれた日本最古の石仏で、バーミヤンの磨崖仏とも共通点がある。 坂東19番 大谷寺=宗派:天台宗、本尊:千手観世音菩薩、開祖: […]
ごそうの100日巡礼<第51話 中禅寺>
補陀落を目指して 勝道上人は、山岳修行中に日光連山の美しい姿を仰ぎ、その地こそ補陀落と固く信じた。後年、三度の挑戦で男体山を征し日光を開山する。 坂東18番 中禅寺=宗派:天台宗、本尊:十一面千手観世音菩薩、開祖:勝道上 […]