2023年1月

100日コラム
ごそうの100日巡礼<第21話 穴太寺>

千載和歌集に穴太寺の身代わり観音を歌った一首がある。日本最古の巡礼道を最初期に歩いた覚忠の作だ。師は観音巡礼の基盤を築いた高僧でもあった。 西国21番 穴太寺=宗派:天台宗、本尊:聖観世音菩薩(札所本尊)、開基:大伴古麻 […]

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ごそうの100日巡礼<第20話 善峯寺>

日本最古の巡礼道の成立は聖(ひじり)の存在と無縁でない。西国17番、19番、27番は言うまでもなく善峯寺もその代表である。浄土へ誘うみやこの夕日はここ西山に沈む。 西国20番 善峯寺=宗派:天台宗単立、本尊:千手観世音菩 […]

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ごそうの100日巡礼<第19話 革堂行願寺>

革堂行願寺を開いた行円は、諸国の遍歴を重ね、さらに都では皮衣をまとい行乞した。貧しく無学だったが庶民救済への熱い行動力が尊崇され「皮聖」と呼ばれた。 日本遺産 日本最古の巡礼道西国19番 革堂行願寺=宗派:天台宗、本尊: […]

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ごそうの100日巡礼<第18話 六角堂頂法寺>

六根は人の欲や迷いをもたらす。六角堂頂法寺の御詠歌はその角が丸くなれと祈る。心で唱える「六根清浄」が巡礼の歩調に重なっていく。 日本遺産 日本最古の巡礼道西国18番 六角堂頂法寺=宗派:天台宗系単立、本尊:如意輪観世音菩 […]

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ごそうの100日巡礼<第17話 六波羅蜜寺>

平安時代に人々から尊崇をうけた聖たちの住処は信仰を高めつつ巡礼の札所に組み込まれていく。空也上人が開いた六波羅蜜寺はその代表寺院のひとつである。 西国17番 六波羅蜜寺=宗派:真言宗智山派、本尊:十一面観世音菩薩、開祖: […]

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ごそうの100日巡礼<第16話 清水寺>

観音さんの須弥壇には花や香がたむけられるが、境内の風景もその一つ。清水寺の舞台からは浄土を示す彼岸の夕日が、さらに美しい。 西国16番 清水寺=宗派:北法相宗大本山、本尊:十一面千手千眼観世音菩薩、開基:延鎮上人、開創: […]

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ごそうの100日巡礼<第15話 観音寺(通称:今熊野観音寺)>

平安時代の貴族たちにとって熊野の聖域を歩くことは大きな憧れのひとつであった。今熊野観音寺はその「熊野」の勧請として誕生し篤く信仰された。 観音寺(通称:今熊野観音寺)=宗派:真言宗泉涌寺派、本尊:十一面観世音菩薩、開基: […]

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ごそうの100日巡礼<第14話 園城寺>

日本の巡礼の史料は、平安時代までさかのぼれる。園城寺の高僧が相次いで実践した記録で、12世には札所寺院が確定し、今日に至っている。 西国14番 園城寺=宗派:天台宗寺門派総本山、本尊:如意輪観世音菩薩、開基:大友与多王、 […]

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ごそうの100日巡礼<第13話 石山寺>

石山寺の境内にある巨大な珪灰石は、古代から人々の信仰のまとだった。平安時代には紫式部、清少納言をはじめ貴族社会の女性たちを惹きつける聖地となった。 西国13番 石山寺=宗派:東寺真言宗大本山、本尊:勅封二臂如意輪観世音菩 […]

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ごそうの100日巡礼<第12話 正法寺(岩間寺)>

正法寺は10番三室戸寺から11番上醍醐准胝堂、13番石山寺を結ぶ峰続きにある。山岳宗教者の修行の場であり、それが観音巡礼道の基盤にもなった。 西国12番 正法寺(岩間寺)=宗派:真言宗醍醐派、本尊:千手観世音菩薩、開基: […]

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