ごそうの100日巡礼<第46話 浅草寺>
広く愛され続ける観音さん 江戸時代の巡礼が一大ブームになったのは観音さんの信仰の広がりにもよる。浅草寺はその代表とも言える観音さんのお寺であり巡礼のお寺でもある。 坂東13番 浅草寺=宗派:聖観音宗(総本山)、本尊:聖観 […]
ごそうの100日巡礼<第45話 慈恩寺>
観音さんの経典を翻訳した三蔵法師 孫悟空は架空だが三蔵法師は観音経などを翻訳した実在の人物だ。二十世紀になって慈恩寺には三蔵法師の霊骨が縁あってもたらされ、奉安されている。 坂東12番 慈恩寺=宗派:天台宗、本尊:千手観 […]
ごそうの100日巡礼<第44話 安楽寺(吉見観音)>
巡礼で味わう五感の功徳 観音さんの聖地では味覚を備えた功徳に出会がこともできる。吉見観音の厄除だんごもその一つ。朝観音の日などは千本のだんごが瞬く間に売り切れるという。 坂東11番 安楽寺(吉見観音)=宗派:真言宗智山派 […]
ごそうの100日巡礼<第43話 正法寺>
巡礼道と巡礼文化を守る 江戸時代に大盛行をみた観音巡礼が下火になったとき、必死に札所の法灯を守った人々がいた。正法寺も地元と一体になりながら寺院再興を目指してきた。 坂東10番 正法寺=宗派:真言宗智山派、本尊:千手観世 […]
ごそうの100日巡礼<第42話 慈光寺>
死装束に擬せられる巡礼の旅姿 巡礼装束は俗世界から離れ一介の巡礼者となる決意と覚悟の表れでもある。慈光寺は関東で最も古い巡礼寺院の一つで、高い格式を誇ってきた。 坂東9番 慈光寺=宗派:天台宗、本尊:十一面千手観世音菩薩 […]
ごそうの100日巡礼<第41話 星谷寺(星の谷観音>
巡礼の夜に見上げる星空 満天の星空にはこの世と命のことを想起させるものがある。巡礼で野に伏せばなおさらだろう。星谷寺の井戸には観音さんの霊異で白昼でも星が映るという。 坂東8番 星谷寺(星の谷観音)=宗派:真言宗大覚寺派 […]
ごそうの100日巡礼<第40話 光明寺>
草鞋の緒を固くして 光明寺の山門にはたくさんの草鞋がかかっている。仁王さんの素足をおもんぱかる人々からの奉納という。「草鞋の緒」をしめ直しつつ巡礼はさらに続いていく。 坂東7番 光明寺=宗派:天台宗、本尊:聖観世音菩薩、 […]
ごそうの100日巡礼<第39話 長谷寺(飯山観音)>
巡礼の心情と寺の鐘の音 時を知らせる寺の鐘の音も、その調べによって過ぎゆく人生の儚さを知らしめる。飯山観音の鐘の音に巡礼の心情は深く、いや増す。 坂東6番 長谷寺(飯山観音)=宗派:高野山真言宗、本尊:十一面観世音菩薩、 […]
ごそうの100巡礼<第38話 勝福寺>
観音さんが説く普門のこころ 観音経は「観世音菩薩普門品」を縮めた呼称で、人々にあまねく門を開くという意味が込められている。勝福寺観音堂の正面には「普門閣」の扁額が掲げられている。 坂東5番 勝福寺=宗派:古義真言宗、本尊 […]
ごそうの100日巡礼<第37話 坂東4番長谷寺>
西国と坂東をつなぐゆかり 坂東4番長谷寺の観音さんは、いまの奈良県の山中で造られ、16年間、大海原を漂って、湘南の浜にやって来られた。西国三十三所と密接な観音さんである。 坂東4番 長谷寺=宗派:単立(浄土宗)、本尊:十 […]