100日コラム
ごそうの100日巡礼<第30話 宝厳寺(竹生島)>
湖水をわたる巡礼道 古代から信仰の聖地だった竹生島では湖水による苦修練行もなされた。宝厳寺にわたるため、江戸時代には巡礼者のための船便も多く出された。 西国30番 宝厳寺(竹生島)=宗派:真言宗豊山派、本尊:千手千眼観世 […]
ごそうの100日巡礼<第29話 松尾寺>
歩けば煩悩は減り、削られる 人の苦悩は歩くことで和らぎ、身体機能を蘇らせる。徒歩巡礼の功徳はずっと変わらない。松尾寺の本尊は西国三十三所唯一の馬頭観音である。 西国29番 松尾寺=宗派:真言宗醍醐派、本尊:馬頭観世音菩薩 […]
ごそうの100日巡礼<第28話 成相寺>
風光明媚な巡礼寺院 古代の宗教者たちは深山幽谷や絶景の地に信仰を寄せ、自らの修行場にもした。天橋立を見晴るかす成相寺も聖地でありかつての道場でもあった。 西国28番 成相寺=宗派:橋立真言宗、本尊:聖観世音菩薩、開基:真 […]
ごそうの100日巡礼<第27話 圓教寺>
西国巡礼を再興したとされる花山法皇の道心を支えたのは圓教寺を開いた性空上人だった。地方にありながら仏道に励む姿は、都人など多くの人々の心を打った。 西国27番 圓教寺=宗派:天台宗、本尊:六臂如意輪観世音菩薩、開基:性空 […]
ごそうの100日巡礼<第26話 一乗寺>
一乗寺本堂の柱や梁には無数の釘穴が空いている。天井には打たれたままの巡礼札もある。観音さんとの永遠なるつながりを求めた願いがそこにある。 西国26番 一乗寺=宗派:天台宗、本尊:聖観世音菩薩(秘仏)、開基:法道仙人、開創 […]
ごそうの100日巡礼<第25話 播州清水寺>
濁ることも涸れることもなし 観音さんは世相に紛れて濁った心を清めてくださる。播州清水寺には「おかげの井戸」があって、古来、一時も濁ることなく、涸れることもない。 西国25番 清水寺(通称:播州清水寺)=宗派:天台宗、本尊 […]
ごそうの100日巡礼<第24話 中山寺>
日本最古の巡礼道は西国三十三所である。伝説では奈良時代に中山寺を1番札所として始められた。その後、衰退もしたが平安時代に花山法皇によって再興されていく。 西国24番 中山寺=宗派:真言宗中山寺派、本尊:十一面観世音菩薩、 […]
ごそうの100日巡礼<第23話 勝尾寺>
室町時代になると庶民が巡礼に加わり出す。勝尾寺の古文書にその記述が見られ、江戸時代には一日に百人規模にもなったと推定できる。 西国23番 勝尾寺=宗派:高野山真言宗、本尊:十一面千手観世音菩薩、開基:開成皇子、創立:神亀 […]
ごそうの100日巡礼<第22話 総持寺>
観音さんは香りを食べておられる。炊きたてのごはんの香りも、淹れたてのお茶の香りも。総持寺の境内はいつも馥郁たる香りに満ちている。日本食の源流を守る院でもある。 西国22番 総持寺=宗派:高野山真言宗、本尊:千手十一面観世 […]
ごそうの100日巡礼<第21話 穴太寺>
千載和歌集に穴太寺の身代わり観音を歌った一首がある。日本最古の巡礼道を最初期に歩いた覚忠の作だ。師は観音巡礼の基盤を築いた高僧でもあった。 西国21番 穴太寺=宗派:天台宗、本尊:聖観世音菩薩(札所本尊)、開基:大伴古麻 […]