100日コラム

100日コラム
ごそうの100日巡礼<第10話 三室戸寺>

三室戸寺の境内は回遊式の大庭園となっている。広さは約5千坪。大自然の溌剌たる精気をともに、緑の風が吹き、整然たる気の流れがある。 西国10番 三室戸寺=宗派:本山修験宗、本尊:千手観世音菩薩(秘仏)、開基:行表和尚、開創 […]

続きを読む
100日コラム
ごそうの100日巡礼<第9話 南円堂(興福寺)>

貴族の富によって創建された興福寺だが、兵火などで何度か焼失した。最後にその復興を支えたのは庶民による信仰の力だった。 西国9番 南円堂(興福寺)=宗派:法相宗大本山、本尊:不空羂索観世音菩薩、開基:藤原冬嗣、開創年:弘仁 […]

続きを読む
100日コラム
ごそうの100日巡礼<第8話 長谷寺>

長谷寺の観音さんは杖をもっている。それは地蔵さんの功徳を宿しているからだ。いまの世を救って下さる観音さんでありながら、人々の来世をも救済せんと。 西国8番 長谷寺=宗派:真言宗豊山派総本山、本尊:十一面観世音菩薩、開創: […]

続きを読む
100日コラム
ごそうの100日巡礼<第7話 岡寺>

「厄年」は人生の節目を慎み深く考えるためのよい機会に違いない。それは先人たちの知恵でもある。岡寺は古来、厄をはらう寺として広く知られてきた。 西国7番 岡寺=宗派:真言宗豊山派、本尊:如意輪観世音菩薩、開基:義淵僧正、創 […]

続きを読む
100日コラム
ごそうの100日巡礼<第6話 南法華寺(壷阪寺)>

観音さんの故郷では美しい花が咲り、その香りが豊かに漂っているという。壷阪寺の境内にはラベンダーなど香りの良い花々が四季を通じて咲き誇る。目の不自由な人たちにも深い功徳として。 西国6番 南法華寺(壷阪寺)=宗派:真言宗( […]

続きを読む
100日コラム
ごそうの100日巡礼<第5話 葛井寺>

葛井寺の観音さんは文字通り千本の腕をもつ。美術的に傑作で国宝でもある。280年前からは勧進のため河内と江戸を何度も往復してきた。緻密・繊細なお姿でありながらも。 西国5番 葛井寺=宗派:真言宗御室派、本尊:十一面千手千眼 […]

続きを読む
100日コラム
ごそうの100日巡礼<第4話 施福寺>

日本の信仰の多くは山から発した。しかし施福寺の場合は海だ。修験道のメッカに近い山頂に本堂がある。だから山の信仰によるという誤解が長く続いた。 西国4番 施福寺=宗派:天台宗、本尊:十一面千手千眼観世音菩薩、開基:加古行満 […]

続きを読む
100日コラム
ごそうの100日巡礼<第3話 粉河寺>

日本を訪れたフロイスが粉河寺の本堂のスケールに驚いている。桃山時代に兵火に遭ったが、再築後なお圧巻だ。庶民の篤い信仰によって生まれ守られてきた祈りの聖地として。 3番 粉河寺=宗派:粉河観音宗(総本山)、本尊:千手千眼観 […]

続きを読む
100日コラム
ごそうの100日巡礼<第2話 金剛宝寺護国院(紀三井寺)>

観音巡礼は33の霊場を周回ながら結願を目指す。西国の総距離は約1000キロ。1番から2番の紀三井寺へは120キロの道のりがある。歩行は禅の修行にも通じるという。

続きを読む
100日コラム
ごそうの100日巡礼<第1話 青岸渡寺>

観音さまは水の精だとされる。古代から信仰の場だった那智には美しい滝がある、青い海がある。その昔、南洋から漂着したという聖者によって青岸渡寺の歴史はひらかれていく。 宗派:天台宗、本尊:如意輪観世音菩薩、開基:裸形上人、創 […]

続きを読む